フリーランスの予定納税(予定納税・中間申告):仕組みと対策を解説

確定申告後に突然「予定納税」という通知が届いて戸惑ったフリーランサーは多いと思います。予定納税とは何か、なぜ支払う必要があるのか、そしてどう対策するかを分かりやすく解説します。

予定納税とは

予定納税とは、前年の確定申告で算出した所得税額が一定以上(15万円以上)の場合に、翌年の税金の一部を「前払い」として納める制度です。毎年7月と11月の年2回に分けて納付します。前年の税金の各3分の1ずつを2回に分けて前払いするイメージです。

予定納税が発生する条件

前年(基準年)の確定申告による所得税及び復興特別所得税の合計額が15万円以上の場合に、翌年の予定納税義務が生じます。例えば、2024年の確定申告で所得税30万円を納めた場合、2025年7月と11月にそれぞれ10万円(合計20万円)の予定納税が求められます。

予定納税のスケジュール

  • 第1期:7月1日〜7月31日(前年税額の1/3相当)
  • 第2期:11月1日〜11月30日(前年税額の1/3相当)
  • 確定申告:翌年2月16日〜3月15日(残額の精算)

収入が減った場合:予定納税の減額申請

今年の収入が前年より大幅に減った場合、本来の税額より多く予定納税してしまう可能性があります。そのような場合は「予定納税額の減額申請」をすることで、実際の見込み税額に近い金額まで減額してもらうことができます。

予定納税に備えた資金管理

予定納税の存在を知らずにいると、7月や11月に突然大きな出費が生じて資金繰りに困ることがあります。確定申告後に「今年はどの程度の予定納税が来そうか」を把握し、専用の納税準備口座に毎月積み立てておくことをおすすめします。

具体的には、月収の15〜25%程度を税金用として別口座に積み立てておくと安心です。確定申告、予定納税(第1期・第2期)と年間3回の大きな税金支払いがあることを意識した資金計画を立てましょう。

この記事は、Upworkなど海外フリーランス収入に関する一般的な税務情報をまとめたものです。税務上の判断は、居住地、所得区分、事業規模、取引内容、利用している決済サービス、過去の申告状況によって異なります。最終的な判断は、国税庁・自治体・税務署・税理士などの専門家に確認してください。