まず結論
Upwork収入の円換算レートは「出金日のTTBレート」を使うのが一般的な考え方です(一般情報)。ただし会計ソフトや税理士によって異なる場合があるため、記録方針は専門家にご確認ください。
Upworkで得た報酬はUSD建てが基本です。日本の確定申告では円換算した金額を申告しますが、「どのレートを使うか」「いつの時点で換算するか」は迷いやすいポイントです。このページでは一般的な考え方を整理します。税務上の具体的な判断は税理士・税務署にご確認ください。
📋 この記事のUpwork仕様について(2026年5月時点)
Upworkの出金スケジュール・手数料は予告なく変更される場合があります。最新情報はUpwork公式サポートでご確認ください。
⚠️ 免責事項
このページは一般的な情報提供を目的としており、税務上の個別アドバイスではありません。外貨収入の換算方法・記帳方法は居住地・事業形態・会計処理方針によって異なります。具体的な申告・記帳については税理士・税務署にご確認ください。
この記事で分かること
- Upwork収入の円換算が必要になる3つのタイミング
- 為替レートの確認方法
- 手数料と入金額を分けて考える理由
- 為替差損益が出る場合の注意点
- 会計ソフトに記録するときに迷いやすいポイント
円換算が関係する3つのタイミング
Upworkの報酬に関連して、円換算が問題になるタイミングが複数あります。
- Available になった日:Upwork上で報酬が引き出し可能になった日。売上として認識するタイミングの一つとして考える場合がある
- 出金した日:UpworkからPayoneer・銀行・Wiseに送金した日。USD建てのまま中間サービスに移る場合はこの時点では円換算なし
- 日本円が口座に入金された日:最終的に円が手元に届く日。Wise・Payoneer経由の場合、換算はこのタイミングで行われることが多い
📝 実体験より
確定申告の際、「どの日付のレートを使えばいいか」で最初は迷いました。税理士に相談したところ、「継続して使うレート・日付のルールを決めて、帳簿に一貫して適用することが大切」とアドバイスをもらいました。自己流で変えてしまうと申告時に整合が取れなくなります。
為替レートの確認方法
日本の確定申告で使用する換算レートについては、以下の情報源が参考になります。
- TTM(仲値):国税庁は原則としてTTM(対顧客直物電信売買相場の仲値)を使用することを認めています
- TTB・TTS:外貨の買い(売り)レートで、金融機関によって公表されています
- 国税庁の外国為替換算率:国税庁が年ごとに公表する換算レートを参照する方法もあります
どのレートをいつの時点で使うかは、税理士や使用する会計ソフトの設定に合わせて一貫したルールを決めることが重要です。
手数料と入金額を分けて記録する考え方
Upwork収入を記録する際、以下の項目を分けて把握しておくと申告・帳簿の整理がしやすくなります。
- Upworkでの売上(USD):クライアントが支払った金額
- Upworkサービス手数料(USD):Upworkが差し引く手数料(0%〜15%の範囲)
- Upworkからの出金額(USD):手数料を差し引いた後の金額
- 送金手数料(円またはUSD):Payoneer・Wise・銀行が差し引く手数料
- 実際の入金額(円):最終的に口座に入金された日本円
これらをまとめて「入金額=売上」とすると、経費の計上もれや換算の不整合が生じる可能性があります。帳簿への記録方法については会計ソフト記録ガイドも参照してください。
為替差損益が出る場合の注意点
USDを一定期間Wise・Payoneerに保有してから円換算する場合、換算タイミングの違いによって為替差益または差損が生じる可能性があります。為替差損益の会計・税務上の扱いは事業形態や状況によって異なりますので、税理士にご確認ください。
会計ソフトに記録するときに迷いやすいポイント
- 売上計上日:Availableになった日 vs 出金した日 vs 入金した日のどれを基準にするか → 税理士または会計ソフトの設定に従う
- 換算レート:TTM vs 実際の換算レート → 一貫したルールを決める
- Upwork手数料の扱い:売上の控除として扱うか、経費として別途計上するか → 会計処理方針による
- 送金手数料の勘定科目:「支払手数料」「通信費」などで扱われることが多い
freee・マネーフォワードでの具体的な記録の考え方は会計ソフト記録ガイドを参照してください。
